リシア

前景に適した人気の高い水草で、気泡をつけて水中に広がるリシアの草原は、とても幻想的で美しく、アクアプランツの魅力に気づいた人なら誰しもが憧れる水槽レイアウトのひとつとなっています。
しかし、本来リシアは水面に浮かんでいる水草なので、リシアを水中に沈め、さらに気泡をつけさせるまでリシアを育成するには、かなりの努力と労力が必要となってきます。気泡をまとったリシアの幻想的な草原。アクアプランツの魅力を最大限に引き出すためには、長い道のりを超えなくてはいけないのです。自分の水槽にこの幻想的なアクアプランツの世界を作り上げることができれば、水草育成・水草レイアウトの上級者と言っても過言ではありません。かなりのアクアリストと言えるでしょう。
リシアを水中に沈めるためには、リシアストーンやリシアネットなどの、それ自体が水槽に沈むものにリシアを巻きつけなくてはいけません。細長く平べったい物で、水槽に沈むようなものなら代用はききますが、後々のことを考えると専用の物を初めから使うほうが楽になるかと思います。リシアストーンならお店によってはかなりの安値で購入することができます。リシアストーンの形は長方形、もしくは正方形の石がおすすめです。丸い形の石や、アンバランスな形の石は、水槽全体にリシアを敷き詰める場合には、レイアウト的に扱いづらくなります。
リシアをリシアストーンに縛りつける場合は、木綿糸のような水に溶けてしまうものは向きません。なるべく細い釣り糸などを使います。このときもアクアプランツ専用の物でリシアラインというものがあるので、初めからそういった物を使う方が楽にできるかもしれません。リシアラインは細いうえに薄く緑色になっているので、リシアストーンなどに縛り付けた初期の段階でも糸が目立たず、見た目的にもきれいに仕上げることができます。お金に余裕のある人は、リシアマットといって初めからリシアストーンや重みのある板などにリシアを縛り付けてある状態の物を購入するのもよいかもしれません。手間をお金で買うのも水草レイアウトの一つの手段ではあります。しかしその場合、手間をかけないぶんアクアプランツに対する経験がつめないといった欠点もあります。
リシアに気泡をつけさせるためには、CO2(二酸化炭素)を水槽の水量に対し、かなり多めに添加しなくてはなりません。極端な話し、同じ水槽にいる熱帯魚やエビなどが酸欠になってしまうぐらいの添加が必要になります。そしてその状態を維持しなくてはいけないので、市販のCO2ボンベなどで添加する場合、かなりのコストがかかってしまいます。CO2キットは自作することもできるので、コストを抑えたい人は自作CO2セットで試行錯誤してみるのも楽しいかと思います。
もともとは水面に浮かんでいる水草を水中に沈めて育成するため、光量も強めに当てる必要があります。光量が強いとコケの発生しやすい環境になってしまい、コケに悩まされる危険性も高くなります。こまめに水槽環境を整えたり、コケを食べてくれる生体(ミナミヌマエビ等エビ類やオトシンクルスや貝など)を入れるなどの工夫も必要になってくると思います。
アクアプランツの魅力的な世界。美しく幻想的な気泡をいっぱいにつけたリシアの草原を目にするためには、かなり厳しい環境づくりが必要になります。
posted by 怜 at 08:29 | Comment(1) | TrackBack(0) | 前景に適した水草
この記事へのコメント
リシアってほんとにきれいな水草ですよね!

近くの熱帯魚店で水槽一面にリシアが置いてあるんですけど、すごいきれいでした。なんかいろいろな装置みたいなのが水槽に取り付けてあったんですけど、CO2のセットだったのかな?

とにかくそこの熱帯魚店の水槽はブルーのバックスクリーンで、リシアがきれいに見えるように飾ってありました。
Posted by ナナミ at 2007年07月25日 13:05
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